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2017/04/16
島根県川本町 第13回「因原交流神楽大会」

島根県石見地方では、休日ともなればあちこちで石見神楽が行われます。有料も
あれば無料もあり、また規模もこぢんまりしたものから大会場のものまであります。

今回、島根県川本町の「因原交流神楽大会」を観劇しようと朝5時20分に我が家を
出発、ひたすら走って8:10分に会場の川本西公民館に到着。すでに150人ぐらい開場
待ちでびっくり。
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小さな会場はお客様でいっぱい。9:30から夕方まで8演目がぶっ続けで舞われ、入場
料は無料です。お腹が空けば、外のテント村でおにぎりなど購入して食べながら楽
しみました。
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「剣舞」(大都神楽団、江津市)。これは場を浄める儀式舞だそうです。奏楽の人も
舞う人も狩衣の衣装でした。笛の音が厳かに奏でられ、大太鼓、小太鼓、手打鉦と順
に打たれ、徐々に速くなる。横笛は女性、今回の7つの神楽団の5つが女性の横笛で
した。隣のおじさんによると、息が長く、やわらかい音だそうです。
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舞いは4人。全く同じ型でゆっくりと右に回り、腕を上げる度に袖がなびく。体を
くねらせず、姿勢をまっすぐに。終盤になると左回りも加わり右、左と交互に。
「タンタタ・タンタン・ン・タンタン」とリズムも速くなり、4人舞いが交互の2人
舞い変化し、最後に飛び跳ねて終わりました。
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「鐘馗」(因原神楽団、川本町)。哀愁を帯びた笛、「タタタタ・タンタン」の
リズム。鐘馗さんは右手に剣、左手に茅の輪、舞いもゆっくりとしている。
なかなか出てこなかった鬼、すごい形相かと思ったら意外にも憎めない顔。大きな
タレ目とつぶらな瞳(笑
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口上の後、鐘馗さんと大疫神の戦いが始まります。
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戦いは激しくなり、その度に衣装が鮮やかに広がる。茅の輪が疫神の首にかかり、
魔力が失われ、剣で仕留められる。そして鐘馗さんの喜びの舞い。
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「土蜘蛛」(高井神楽団、広島県佐伯区)。おじさんによると広島の神楽団で、
足の運びが違うそうです。一段ときらびやかな衣装で2人の武者が登場。
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「そもそも~~」と女人に化けた土蜘蛛。化粧、衣装、口上の節回しなど広島の
女形特有のものがあります。逆に言えばどの演目でも同じに見えてしまいます。
それでも演者のふてぶてしい目つきが土蜘蛛の本性を見え隠れさせていました。
藤原頼光との激しい戦い。
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見せ場は数回の面の変化。そのたびに客席からは大声や拍手が湧き、会場がヒート
アップしていきます。
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葛城山に逃げた土蜘蛛を2人の武者が追いつめて行きます。土蜘蛛は最後に巨大な
鬼面で登場。
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大音量の奏楽と歌で興奮状態。激しい回転が始まり、裾は水平。観客も最後の戦い
に息をのむ。
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12時のサイレンが終わってから次の演目。

「神功皇后」(最初の演目と同じ大都神楽団)。古典演目だそうです。パンフレット
の神功皇后、武内宿禰、応神天皇は神社彫刻で度々目にする割と身近な存在。
凛とした舞の後、住吉三神が現れ、2つの珠を授ける場面。
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かん高い笛の音と共に荒ぶる賊徒が現れ、リズムは小刻み、笛は息次ぐ暇もなく鳴
り響く。しかし賊徒の舞いはゆっくり舞われる。海原に漕ぎ出し、神功皇后を迎え
撃つらしい。
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神功皇后、武内宿禰と2賊徒との戦いが始まりました。奏楽も熱が入ってきて、太鼓
の人は体が前後に揺れ出した。しかし、笛はちっとも崩れず肘が張った姿勢。しかし
音は熱を帯びている。天井の紙垂が鬼棒で激しくたたき落とされひらひらと落ちて
くる。ゆっくりと落ちる紙垂と激しい舞いの動きが印象的でした。
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「戻り端・前編」(あさひが丘神楽団、広島県安佐北区)。小柄な女性の笛、聞か
せ所を自在にあやつっている様に聞こえました。小太鼓が迫力あるリズムを刻み、
「そもそも~」と茨木童子の登場。童子が幕に消えると、こっけいな踊りと軽妙な
おしゃべりの傘売りさん。傘をずらりと並べて会場に押し売り。笑いがあちこちか
ら起こる。
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商売に夢中の傘売りさん、背後から忍び寄る茨木童子に気が付かない。くすくすと
笑いを誘う。しかし童子に襲われてしまいます。
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その場に現れたのが渡辺綱、女人姿の童子を五条辺りまで送ってゆくと一瞬で鬼の
形相に変化。見せ場なので掛け声と拍手。童子との戦いが始まりました。
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加勢も加わり激しい戦い。衣装がきらめき、笛の音が印象的。ついに左の腕を切り
落とされた童子はどこかに消えていきました。それにしても笛のお姉さん、熱入っ
ていました。
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「岩戸」(雪田神楽団、邑南町)。言わずと知れた演目。天照大神と素戔嗚命の舞
いは奏楽も舞いもゆったりとして、舞踊的要素は控え目。素戔嗚命くんが悪さをす
るので「いやになっちゃた~」と隠れてしまう天照大神。
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とても静かで素朴な舞い、単純化された動き。お腹もいっぱい、会場も暖かい、
回りではうとうとする人が続出。少しずつリズムが速くなり、ついに姿を見せた
天照大神。この世に光が戻って「やったぞ~」と。
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「茨木」(中川戸神楽団、広島県北広島町)。先程舞われた「戻り端」とかぶって
います。左の腕を切られる場面。
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茨木童子は老婆に化け、切られた腕を取り返しにやってきます。もの悲しく、低い
笛の音。櫃に腕が入っていると知った途端、優しい老婆の顔が一瞬にして変わる。
まさに見せ場。会場が沸き立ちます。
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渡辺綱、宇源太、童子の圧巻の舞い。激しいリズムが最高潮に達し、童子は彼方に
去って行きました。会場もす~と息が抜ける臨場感でした。
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「源頼政」(宮乃木神楽団、広島県安佐町)。そろそろ時間もなくなってきたので、
席を立ち、途中抜けるため会場の一番後ろから立ち見。楓姫登場。やはり女形は同
じに見えてしまう。
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ひょうきんなのが登場。「待ってました~」の声。おしゃべりが始まりました。
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会場からビールを2本もらったけど一本しか飲めんらしく、一本は太鼓さんとチェンジ
して、にぎやかなお囃子に合わせて、太鼓さんの一気のみ。もちろん叩くのはひょうき
んさん。
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ぶっ続けで8演目を楽しみ、最後は途中まででしたが、会場の笑い声を聞きながら
公民館を後にしました。

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